青汁工場見学&青汁工房体験
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2020年11月12日に大麦若葉の収穫に行きました。
この記事では、大麦若葉の収穫の様子が分かります。
青汁工場見学
2020年12月15日(火)青汁の工場見学に行ってきました!
刈り取られた大麦若葉が工場に運び込まれる時間は早く、9時30分 にトラックと共に1カゴ200kg以上の若葉がギュっと詰まったカゴが到着しました☺
このトラックには10カゴ積まれていましたが、けっこうボリュームありました。
フォークリフトでカゴを降ろしたあと、洗浄工程にはいりますが、工程のほとんどが一般公開できないので撮影は禁止になります。
そこをなんとか・・・
ということで工場より提供いただいた洗浄中の写真がこれになります。
「生野菜」に近いエキス末を作るには熱による殺菌が出来ないため、何度も何度も洗浄してきれいな状態で搾汁しなければなりません。
えっなに!
殺菌工程がない?
それで大丈夫なの?・・
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そこが他社にはなかなか真似のできない製造技術なんです。スゴ技!(^^
洗浄後、搾汁工程に進みますが、その様子はブログではお見せすることができません。
大変申し訳ありませんm(__)m
両手いっぱいに持っているのは大麦若葉の搾汁後の搾りかすです。
大麦若葉の繊維質は非常に硬く、この中にたくさんの栄養素が閉じ込められているため、エキスとして搾り出さないと製品になったときに吸収の悪い青汁になってしまいます。
・・・ところでこの食物繊維はこの後どこへ🤔
いま私が見上げているのがスプレードライタワーといって、濃縮されたエキスを粉末にする機械です。
ここで加熱することなく粉末化されるため、SOD他たくさんの酵素が活きたまま製品化されます。
これを「活性保存製法」といい他社ではまねのできないこだわりの製法になっています。
ちなみにこのタワーは高さが約20メートル(基礎含む)で、ビル5階くらいの高さになります。
上の画像を簡単にご説明します。
①搾りかす → ②搾汁液 → ③スプレードライで微粉末 → ④製品化前の造粒粉末 → 製品
※造粒
水に溶けやすくするため、粉末の粒子をくっつけて大きくすることです。
スティックから青汁粉末を出したときに、微粉末ではなく少しざらつき感のある状態になっています。
①の搾りかすをザルに盛ってみました。
搾った直後の食物繊維はフカフカで、とても手触りのよいものでした。
この食物繊維は、袋に詰められ所定の場所で保管され、牛の飼料や畑の肥料として有効活用されるそうです。
一通り工場見学は終わりましたが、工程の中で一般公開できないところが多く申し訳ありません。
次は青汁工房での生搾り体験をお届けします^^
青汁工房体験
おや、ステンレスのボールに美味しそうなニラが・・
いえいえ、入っているのはニラではありません^^;
大麦若葉をすり鉢で潰しやすいように小さく刻んだものです。
さっやるぞ!!
と気合をいれながら刻んだ大麦若葉をすり鉢に入れます。
ひたすらすりこぎでごりごり擦ります。
これが見た目以上にけっこうきついんです(涙)
あともう少しです。
頑張ります・・・
若葉もエキスを搾るのにちょうどよい状態になりましたので布に移していきます。
小さくまとめて団子のようにして布にいれます。
ぎゅ~~~!
渾身の力で搾っていきます。
濃厚なエキスがボールに溜まります。
搾りたてのエキスと布に残った繊維です。
白い布がきれいなグリーンに染まっています。
こちらは生葉を搾ったものと熱を通した大麦若葉を比較するため、湯掻いた大麦若葉を同じようにすり潰し搾ってみました。
生葉のエキスと全然色が違います。
これはいったいどうしてでしょう??
左が生葉、右が湯掻いた葉を搾った状態です。
この違いはなんでしょう???
答えは熱です。
大麦若葉のたんぱく質が熱で固まり色素を閉じ込めているので、湯掻いた大麦若葉からは青汁の代名詞といえる葉緑素が出てこないのです。
生卵をゆがくと熱でたんぱく質が固まりゆでたまごになりますが、葉っぱの中でもたんぱく質が固まってるんだなと分かるような気がします。
粉砕青汁も葉を乾燥させるときや粉砕するときに熱が発生しますが、上の写真をみると青汁を作るのに余計な熱は必要ないとつくづく思いました。
より、分かりやすく違いを見てもらうため、生葉のエキスと湯掻いた葉のエキスをコップに入れてみました。
手前のコップが生葉のエキスですが、全然色が違いますよね。
コップに入れると一目瞭然です。
生搾りの青汁と湯掻いた葉の青汁に酵素が含まれているか、簡易的な実験ですが行ってみました。
試験管に同じ量の青汁を入れ、オキシドールを数滴垂らしたところ、右の搾りたての青汁では勢いよく泡が盛り上がってきました。
では、なぜ勢いよく泡が盛り上がってきたのでしょうか。
オキシドールには強力な活性酸素として知られる「過酸化水素」が含まれ、これに青汁の酵素が反応した結果、泡となって試験管の中を泡でいっぱいにしたのです。
こうして、改めて見てみるとやはり、大麦若葉を青汁として飲むときは、製造過程で熱を加えない方が良いなと思いますよね。
◆大麦若葉エキスの青汁 詳細ページはこちら
https://www.kodama-kenko.jp/hpgen/HPB/entries/1.html
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